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~設備の事聞く?~

なんかね~僕の経験が無いのか知らんけど、初めて経験することが多いねんな~この現場。

よく見る基礎って、布基礎なんやけど、そう地面から小さい壁が立ってるみたいなヤツね。
でね、その小さい壁の下にはフーチングっていって底が広がっているんです。
それが建物の輪郭どうりにグルーっと、まわっているのね。
ほんで、基礎の天端に土台を基礎パッキンかまして取り付けていくのが主流。

布基礎のフーチング無いのもある、これは内側全部にコンクリートを流し込んで一体化してるので、問題ナッシング~、ベタ基礎って言うんやけど、

この悪魔の舞台はね、布基礎が無いのよ・・・・。
なんかね、地面は全部コンクリート打っているんやけど、立ち上がり(布部分)が無いのよ・・・。

駐車場か?って所にベタに土台転がしているんです。
フロー工法?っていうんかな、よく海外で施工される工法らしい。。。

へ~、そうなんや~、ふ~ん。。。
てか、ここ日本やし。

ついでに、前面道路との段差はほとんど無いし(笑)。

もう、気がついた?
そう、設備配管はすべて溝ハツリしないとアカンのです!

なんで?って思うでしょ?
施主様がね、カウンターは低い方がいいと、おっしゃるのよ(笑)
しかも、オープンキッチンで!やって。。。

フロー工法?の厨房区画全部ハツリはごめんやわ。
てかフロー工法は平たい面の全面で受けるのね、地面にドデカイコンクリート板浮かべてる感じなんで。
板に穴あけるようなもの、沈むって。

ほんでもって、2段カウンターは嫌と我侭言う(笑)
調理しながら対面接客したいそうなんで、カウンターの腰壁にアンダーカウンター型の厨房機器の上を作業台にすれば、スペースの有効活用になる、もちろん接客もできる。

さあ、ここで計算しましょ。

前面道路との段差がないので・・・・・・・・・・+-0とします。
グリストラップの排水枡までの距離を3Mとします。
排水勾配を1/10とすると・・・10×3で・・・+30ミリ。
土間天勾配で・・・・・+30ミリ取るとする。
アンダーカウンターの高さは・・・・・+800ミリ。
立ち上がりを・・・・・・+200ミリ取るとする。
これで、カウンターの天端の高さが出る。

30+30+800+200=1130。現状基礎床から+1130ミリ。

次は逆算。
カウンターの高さを750ミリに設定する。・・・・・-750ミリ。

1130-750=310。
そう、客席側の床を310ミリ床組して上げないとアカンのです。

お店に入るのに段を上らないと駄目なんです、又は入ってから上がるかです。
嫌だそうです(笑)
バリアフリーがいいみたい・・・はい、そのようにプランしました。

そうです、スロープつくる計画です。
床も上げます。

だんだん、我侭がでてきている施主さん達。
その感覚はわからないでもない、形が見えるにつれ、やっぱりココも!は、よくある話。

出来る限りはこちらも頑張るつもりやけど、施主さん達の従業員じゃないんです。
僕らも売れっ子の店舗屋さん(笑)。

ず~と、いる訳にも行かないんです、だから工程表も書くわけです。
多少の予備日程はあります。つくります。でもそれ以上は施主さん達も我慢なり、工期の延長などの融通をきかせないと信頼関係も薄れます。

わかりました?信頼無くしていいものは出来ません!
これは重要です。。。




この時、もうひとつの店舗が開店に向け動き出していた。。。。

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~音の彼方に~

さあ、書きますか(笑)
この34話の話は、1年ぐらい前の話です。

だんだん書いている内にイライラしてくる。
逆に、よくやったな~と自分を褒めたりもする。


一難去って、また一難を繰り返してる現場。。。
けど、工事を進めていかなければ・・・。

電気の仕込みも大変、通常骨組み時に配線仕込するんやけど、
この現場は、Uさんのプランで始めは進んでいたので、配線はやり直しです。

照明位置や機器類の配置が全然違うので当然です。
てか、そもそもUさんプラン無いし(笑)。

で、ボードをめくりながら、配線しなければならず、手間ばかり・・・
ご丁寧にボード2重貼りしてるし、余計ね。

なぜ、2重貼りか?それは防音対策らしい。。。
最初はこれで施主も納得してたらしい。

それは、おすすめ出来ませんね。こっちで提案してました。

今から、この状態で防音工事すると、相当予算をくれないとできません。
「それはムリ」と施主は言う。
入り口の2重扉案も「そんなん、ありえへん。うっとうしいわ2重なんて」と施主は言う。

じゃあ、今の2重貼りボードの上から遮音シートを全面に貼り、その上からまた吸音ボードをはり、布クロスで仕上げでこの値段になります。
「そんな予算は無い、もっと安くしろ」と施主は言う。

では、おすすめは出来ませんが、吸音ボードの変わりにボード貼ってクロスで仕上げはいかが?安くはなりますし、今よりはましです。
「それならええで」と施主はいう。

入り扉はどうします?
「2重は嫌やし。木製にして欲しい」と施主は言う。

防火区域に木製扉ですか?しかも防音ですか?
ただでさえ、木製の防火扉なんかあるんかい?
ありました・・・秋田県で、作ってました。ちゃんと防火認定済みの木製扉、しかもすこしは防音レベルも取れてます。
防音だけを優先して、建物の許可が通らなければ意味がないので、まずはこの扉を使いましょう。
それでも音が気になるようでしたら、協議して追加で2重扉にしましょう。
「そうやな、そうしよう」と施主が言い。このプランで落ち着きました。

やれやれ、どうにかこうにか、前には進めそうです。。。本当か?


・・・ごめん、まだまだありましたわ(笑)。


次の記事は設備編やな。


はぁ~。



~頭の中の消しゴム~


32話で雨漏りが発覚。
なんでやねん~、何か後手にまわってるわ。

雨漏りね~屋根貼ってるので、今から全部めくる訳いかず・・・。
とりあえず、屋根の上で作戦会議。

雨漏りって、結構大変なんですよ~。
場所を特定するのが難しいんです。

雨水は下に落ちると思ってませんか?
実は上にも上がるんです!確実に上がるんです。

例えるなら、洗面器に水を貯める。この状態だと水は洗面器からこぼれない。
当然です。

では、洗面器にタオルの端を浸して、もう一方の端を洗面器の外に垂らしておくと、
少量ではあるが、洗面器の外に水を運びよる。

木も水を運びよる。
一度水の道が出来ると厄介です。

で、雨漏りの対処法は消去法になっていく、
疑わしいところを順に直していく。

だから、作戦会議が必要になってくる。

すきまという隙間にシールを打つ!、漆喰を詰める!塗膜をはる!
で、なんとか雨漏りは止まりました。

やれやれ。

へんな神経使って、疲れてるところに、大工Tが言いました。

「金物、用意してもらっていいですか?」
なんの金物?

「外壁貼るとき、内壁のボードめくったじゃないですか、その時に確認したんですが・・・」
ほうほう、めくりましたね。まだ内壁貼ってないですよね?

「ちょっと、見て欲しいんですが・・・」
なんですか?なんか嫌な予感・・・

「これです・・・」
大工Tが指差す先には、木軸工法の土台と柱の連結部分・・・

あれ、なんか違和感が・・・
「ね?金物補強無いでしょ?」

はぁ~、無いですね。ボルトが出てるから一応入れるつもりではいたみたいやな。
わかりました、他の部分もめくってみましょうか?で、いる金物リストアップしといて下さい。
早急に発注しますから・・・。

案の定、ところどころ抜けてます・・・・補強金物。

入れます補強、入れさしてもらいます補強。
入れました補強、入れさしてもらいました補強。

工定表も出してるのに。。。出した後に、これですわ。
ある程度はわかっていたが、隠されてたらどうしょうも無い。

えらい後戻りやで、屋根は出てるし、雨漏りするし、塀も出てるし、認可は無いし、金物無いし。
やっぱUさん変態やわ。。。。

ひょっとして、施主も知っていたのかな?と疑心暗鬼状態。だから、ややこしいことは黙って、簡単なUさんへのクレームをズラ~とならべて、肝心なことは後から指摘しようとしてるのかな?

設計士も後から呼んでたし・・・
普通、設計から何かしら話はあるやろうし・・・。

てか施主の社長は、建設会社や不動産屋の経営者やし。。。
その従業員M氏も当然、建設やら不動産は本業なんで、建物などには明るいはず。。。

「私ら店舗は、あまりわからないん」

この言葉を信じなければ・・・疑ったらキリが無い。


1つずつ消去法で進めて行くしかないね・・・・。
これからの不安と一緒に消してくれ~。






~天からの贈り物~

・・・・・。



・・・・・・・・・・。





あれって・・・・・・・。








雨漏り?









大工T「漏れてますね」








・・・・。







・・・・・・・・・。






・・・・・・・・・・・・・・。








オツカレさまでした~。








~T-2~

さてさて、前途多難な現場が始まろうとしています。
Uさんという、類まれな変態のおかげです。

ケツ拭きからか~、と嘆いてると、少し違和感が・・・
なんでやろ?あ、そうか~今回は厨房屋のケツ拭きじゃないやんか。

ど~りで、違和感あると思ったわ(笑)。

Uさんとの決別を心に決め、決意を新たにする厨房屋。
今回は気合が違います、Uさんの不始末を厨房屋が面倒見るらしい。

うんうん、もっと前から気合入れて欲しかったな~(笑)。
まあ、ヨシとするか。

その不始末を消すのは、大工Tさんです。
覚えてるだろうか?第17話に登場している、大工Tさん。

厨房屋の伊丹の現場でラスカットを貼っていた、大工Tさん。
前回はあまり、話をしなかったが、今回は施工について話をした。

実は見積もり前に一度現場下見に来ていて、いろいろチェックして頂いた時に何点か仕舞を考えてくれていました、打ち合わせもスムーズです。

とりあえず、Uさん遺産を引き継いで、裏の外壁から直していただく事に・・・
実は、物件西側の裏には施主のご自宅があるねんけど、その境界にはブロック塀が建っている。

で、Uさんは物件を境界ブロックぎりぎりに立てている・・・
勘のいい人は、もうお解かりかな?

そう、あまりにギリギリに建てているので、人が入る隙間がまったくナッシング。
頭すら入らない(涙)。

でね、で、でね・・・裏の西側の壁ね・・・・何も貼ってない・・・・。
柱がね・・・剥き出しなの・・・・ありえない・・・。

普通は、ケイカルなりベニヤなりの板材をはってから化粧材とか、化粧するんやけど・・・
柱剥き出しって・・・Uさん変態やわ。

え?まだ途中で、これから貼るつもりかもしれないって?
じゃあ、なんで内側にプラスターボード貼ってるの?ご丁寧に2重貼り(笑)。

どないせぇちゅう~んじゃ?

はい、西壁の内側のボード・・・めくりました、はい・・・

で、サイディングを内側からなんとか、引っ張り、外壁を貼ることができました。うふ。
大工Tさんが厨房屋の業者として戻ってきてよかったね。

さらに、ブロック塀の横にウッドデッキがあるんやけど、そのデッキ下のコンクリート床から、雨水が浸入するので、ウッドデッキをめくりーの、モルタルで溝つくりーの、雨水を側溝までみちびきーの、シリコンうちーの、とつぎーの(笑)ちょっと古いか?

ホンマ、Uさん頼むわ~やで、とつぎーのって言うより、どつきーの!やわ。

次から次に発覚する、Uさんの手抜き工事、知り合いでもある厨房屋の流石にあきれたようす。
しか~し、厨房屋さん?その感覚は忘れてはアカンよ?

だって、それ・・・僕は貴方に、いつも思っているんですよ(笑)。




現場でUさんの間違い探しは、まだまだ続く。




2009.07.24 休憩~
悪魔シリーズを書いていて、疲れてます(笑)
少しずつ内容が細かくなってきてるので、読んでいる人も疲れているかも?

それに、ハイペースで書いているしね。
本当は、今月25日で完結まで一気に書いてしまおうと思ってましたが・・・

ムリ~です(笑)

だから、まだまだ続きます。

ハッキリいいますが、この悪魔シリーズを連載してから(笑)、HPからの仕事の問い合わせが一切無くなりました(笑)。
なんとも滑稽ですね。

このブログを開設した目的はウチの仕事をわかって欲しいと思い開設しました。
しかし、少々違和感がありました、それは失敗例や裏側を書いてないんですね。

ウチも商売ですので、出来ることならこんな事書いたらマイナスというのは分かってました。

誰だって失敗などは書きたくないでしょう。

けど・・・裏側を見せ、失敗を見せなければ、ウチの仕事は判ってもらえないと思いかいてます。

良い事ばかりじゃないんですよ。かといって悪い事ばかりでも無い。
喜怒哀楽のはげしいブログにしたいです。

てか、実際問い合わせなんてあまり期待してなかったけどね(笑)たまにあったりしてましたが・・・。

スルーされてもいいから、スタイルを変えずに書いていきたいです。




~終わらない唄を歌おう~

20話で完結するつもりが・・・
気がつけば30話(笑)。

しかも、まだまだ続きそうです。。。。


「あと80万円ほどまけて欲しい・・・」
さあ、みなさんご一緒に・・・・・

   
はぁ?


「施主と値段交渉して・・・100万円まけて欲しいと言われて・・・」
で?僕のほうで80万?

じゃあ、貴方は20万?
「はい・・・。これでなんとかお願いしたいです・・・」

ウチさぁ、減額案だしたよね?施主さんも妥協して200万分工事削除したよね?
工事削除したのは、初期投資を抑える目的があったんはわかる。しかし、経験上、確実に追加として出てくるよ?
それを見越して、予備予算とってるんやけど・・・もし、工事が始まって、小さな追加が発生してら確実に追加として請求するよ?見積項目以外の工事は請求するよ?

今までは、ある程度サービスしてあげたけど、今回は無理やで?僕も業者さんの生活を背負ってるんやから?厨房屋さんにもフォローしてもらうことになりますよ?

「わかってます。だから、お願いします・・・」
しかたがない、やりますか・・・・。

「でね、今度Uさんが依頼した設計士が施主さんの所にくるんですよ。。。。申請のことで、でel-Rさんが書いてくれた図面と一緒に申請するので、現場のほうで打ち合わせお願いします」

そうですね、もし変更せなダメな場所があれば協議できるもんね。
わかりました、行きます。

で、うちあわせ当日。
施主とともに、現れたショボイ設計士がのたまう。。。。

設「この地域は防火区画で、防火の認可がある建材の使用をお願いします。」
設「この窓ガラスは通りません」

僕「あのさぁ、ウチは躯体はいじらないといいましたけど?このガラスも本来なら、そのままやけど、あまりにもUさんが変な工事してるから、この3ミリガラスを防音ガラスに変える見積出してんで?早くも変更か?アンタUさんにちゃんと指示したの?てか現場身に来てないの?怠慢やな?ありえへん。」

もともと、ガラスは変えるつもりでしたけど、この設計士は自分が指示した現場にろくに顔を出さず、Uさんが工事終わってるこの段階でのこのこでてきてナメてるとしか言い様がないので、釘を刺しました。

設「Uさんには、ちゃんと言いましたけど。この窓全てにシャッター付けて下さい。」

僕「簡単に言いますね?この窓は横のガーデンを見せたいとの施主さんの希望やねん、シャッターなんか付けれるかいや。7つもあるねんで?いちいちシャッターあけるん?施主は嫌がってるやん。電動も嫌がってるやん。防火認定取れてたらいいんやろ?こっちで何とかするわ」

設「プランでは入り口木製ですね?これも通りません」

僕「それもこっちで協議するわ」

設「それと・・・」

僕「まだあるんかい・・・」

設「屋根なんですけど・・・境界線から出てますよ」

全員「はぁ~?」

設「Uさんにも言ったんですが・・・市から境界線の変更が来ていて、その図面も渡したんですが・・・これが図面です」

そういって渡された市の指示図面には確かに境界線が変更指示されてて、現物は屋根がはみだしている・・・・
なんちゅう事や・・・・塀もガッつり、はみ出してるし・・・
これも協議です・・・

落ち込んでいても、しかたが無いので、お店を作っていかないと、始まらないし、許可が下りなかったら、それこそ意味がない。

とりあえず、許可がおりる様に変更するということで話は決りました。


大急ぎで、変更仕様をまとめないと。。。。
一歩づつでも前に進まないとね。。。。先が思いやられるわ~。


まあ、状況が状況だけに、すんなり行くとは思って無かったが、ショボイ設計士に釘を刺すつもりが強烈なカウンター喰らいました(笑)。効いたね~。
厨房屋はオロオロして、半分TKOやで(笑)。

しかし、お店作りの為、施主のため、なんといっても、これから店のお客さんになるであろう人達が楽しく、居心地のいいお店を提供できるように。。。僕はがんばりました。

そして、自分達のために・・・・。




~空に太陽がある限り・・・奴は無理を言う~

減額案をまとめ、見積を厨房屋に提出。
後は厨房屋が全業者の見積をまとめ、提出する。

ボッタクリも赤字覚悟も、全て厨房屋の胸先で決る。

ここで、説明タイムと行きましょうか?

このブログを読んでいる方達に、建築業界の仕組みを説明します。

まず、お店の改装や新装、自宅のリフォームをしたいと思ったときに、ドコに頼みますか?
ほとんどは、工務店やリフォーム会社、店舗屋、デザイン事務所、設計事務所などに頼むとおもいます。

で、頼んだ所、すなわち施工する所と請負契約を結びます。

ここで勘違いをおこしやすいんですが、請負契約を結んだところが全てを施工するんじゃないんです。
よ~く考えてみれば、すぐわかります。

例えば飲食店を全面改装するとしましょう。

まず、プランニングがいりますよね?お客様の要望を取り入れた図面やパースが必要になりますよね?
次に改装工事には必要不可欠な解体工事が発生します。
電気、ガス、水道の設備工事が入ります。電気・ガスは融資格者じゃないと解体できないんだよん。

軽鉄工事。天井や間仕切りなど。。。
大工。木工事など。。。
防水屋。厨房区画の防水など。。。
左官工事。厨房内床や壁、補修など。。。
家具屋。収納やテーブル、椅子
建具屋。家具屋さんと兼任。ドアなど。。。
ダクト屋。ダクト工事など。。。
空調工事。エアコンなど。。。
照明機器。照明計画・照明機器
厨房屋。厨房設備など。。。
タイル工事。タイル貼り工事など。。。
板金屋。装飾金物やステンレス板貼りなど。。。
金物屋。建築金物など
塗装屋。塗装工事
内装屋。床貼り・クロス工事
防災屋。防災設備
テント屋。テント工事
看板屋。看板など。。。
ガラス屋。ガラス・ミラー工事
運送屋。運搬

などなど、簡単に書いてこれだけの工事が発生します。
このほとんどが専門業者や専門職です。

そう、外注工事になるのです。
まさか、大工さんが看板の文字シールをカットしないでしょうし、クロス屋さんがダクト配管しないです。
こんだけの人達を1つの会社が雇ったら1ヶ月で倒産するでしょう。

外注なんですよ、ほとんどが。
それを1つにまとめるのが元請です。

元請の指示の元、各業者は見積をして、施工する。
だから見積は施主ではなく元請にだす。

元請は、記載漏れや項目漏れがないかチェックします。
そして、各金額に上乗せして、経費を計上し、自社見積として見積書を作成。

この上乗せが各社バラバラです。
基本は2割乗ってます。2割が標準じゃないかな?僕の経験上はね。

3割の所も多いですよ。次いで1割5分、あまりいないけど・・・。
極めつけは20万の下請け価格が80万で施主に、なんて処もありますよ(無性にばらしたい・笑)。

まあ、元請が2割丸儲けなんてのはほとんどないですけどね。。。。(涙)
1割残って良しとするですね、1割5分残れば万々歳ですよ。

とまあ、こんな感じです。

なにが言いたいかって?

それは元請という立場がいかに重要かということです。
お客さんとの交渉や決め事・保険など、工事の責任。

代金の回収、業者への支払。仕事を取ってくる営業。アフターフォロー。
全て、元請に責任があるのです。

そして協力業者といかに信頼関係を築くかです。




どうやら、厨房屋は施主との工事金額に折り合いがついて、正式に発注を受けたわけですが。
彼はこう、僕にのたまう・・・・・


「あと80万円ほど、まててください」と・・・・













~再会~

「僕らで施工しましょう・・・」

ん?もしもし?言ってる意味が解かりませんが?

「Uさんは、もう現場に入る気はないでしょう?せっかく、お店を造ろうとしているのに・・・このままじゃおかしいでしょう?」
確かにそうやけど・・・問題は山積みやで?どうするん?

「僕らの手でお店造りましょう」
アナタがやりたいんなら、協力するけど・・・予算は確保しないとアカンで?

とにかくプラン仕上げないと見積もりもできひんから。
急いでしあげよか?



というわけで、どうなるか分からないがプランを仕上げないと話にならないのでプランを仕上げました。
厨房屋が請けるとしても、白紙になるにしてもプランが大事なわけで・・・

誰も損はしないからね、僕がしんどいだけで済むし。
そんな役まわりやわ~。

そして平面図とパースを持って再び例の舞台へ・・・

M氏と社長に導かれ、事務所奥の社長室で打ち合わせすることに・・・

「Uさんと、話をしました。」以外にも口を開いたのは厨房屋でした。。。
「もうUさんには愛想をつかしました、知り合いだから、なんとか打開案など話し合ったんですが、平行線で・・・もうUさん抜きでお話しましょう?」

この厨房屋の提案には、Uさん不振バリバリの施主さん側は当然賛成してくれました。

「プランを持って来ましたので、みてくれますか?」
そういって僕の仕上げた平面図とパースを提出しました。

じっと平面図とパースに目を通す施主さん達。
プランを説明する僕。

「いいんちゃう?ええの作ってよ」
口を開いたのは社長さん、M氏も賛同。

じゃあ、これで見積り開始しますね?見積りが上がり次第、持ってくる事になりました。

前回の要望と少し見せていただいた図面(施主さんの知り合いが書いた図面)とUさんの仕上がりプランを元を反映した平面図。
あまりにもかけ離れた新プランではおかしいので、いろんな要望を取り入れ、尚且つセンスよくシンプルに仕上げた(自分で言うのもなんやが、結構いい感じ)プランで見積り開始。

見積りがあがり、再度施主さんの元へ。

あがった見積りは、当初Uさんに支払われるべき最終金を、かる~く超えた金額になりました。
決して僕らが高い訳じゃないんですよ?
これでも状況が状況だけに、施主さん達の負担を軽減する見積りなんです。

それでもかなりの負担、本来ならUさんが赤字を出してでも竣工しないといけないんですが・・・
早くも第3者機関が動いているそうで、けり付くにはもっと時間が掛かりそう。

それよりも、早くお店をOPENさせたいとの施主側の希望もあり、
僕らも急いで段取りに掛かったしだいです。

当然、もっと安くならないか?との要望。

安くするのは簡単ですが・・・プラン通りで安くするのは無理です。
どこかで妥協してもらえれば、当然減額可能です。

妥協案を打ち合わせして再見積り開始。

そして、施主側からいらないと言った物など排除して、僕のほうで200万円の減額成功。
厨房屋の設備関係はわからないが・・・

通常僕ら下請けは、元請けが施主に提示する金額は分からないんですよ。
彼が幾らで提示したのかわからないが、僕は厨房屋に提示した金額をいただければOKなので、聞く事はありません。

Uさんの仕様よりは、かなりバージョンアップしたけれど、要望を聞き入れ、妥協案を交渉してあがった見積りは必要最小限の見積り、正直しんどい額です。

それで、見積り外のことで、不具合が発生すれば、一緒に協議して追加工事などをしましょうという事で、工事依頼を正式にうけました。



いよいよ、幕は開かれた。。。。
もう後には引けない。。。。


こうなれば、いいお店を作る事に集中しようと心に決めました。
施主さんに喜んで貰う為に。。。。

あの時は、本当にそう思いました。。。。。




~助言~

施主さんとの対面から数日後また厨房屋から電話が鳴った。
「Uさんと、連絡が取れて、今度会うことになったので、来てくれますか?」

ほお~、やっと会えるのね・・・・
施主さんからの情報と何度もドタキャンした男・・・Uさん。

やっとお目見えか~、行きましょう。

待ち合わせ場所は大阪梅田のヨドバシカメラ・・・・なんでやねん?

ヨドバシカメラでなにするの?

まあ、1番わかり易いけど・・・・センスないわ~。

僕と厨房屋はヨドバシカメラの駐車場で待ち合わせ。合流してUさんのもとに・・・。

はじめてあったUさんは40歳ぐらいでロン毛を束ねてる。。。。現場によくいる大工さんって感じの人でした。
で、話を進めていると違和感が・・・・。

それもそのはず、Uさんは施主さんの愚痴をたらふくのたまっていました。
その内容は施主さんとの話の逆バージョン。

ままま、当然やろね~、皆自分が正しいと思っているやろうし。
Uさんは、全部施主さんには説明して、了承を得ている工事内容だと言い切る。

ショウルームまで施主を連れて行って、現物をも確認済みやったらしい・・・
それを、今頃になって違うやんっていいよる、と施主批判バリバリ。

それを黙って聞いていました。

でも、Uさんの言い分もわかる。それが本当ならね。
こうなっては、お互い一歩も引かないでしょう。

Uさんは話を続ける。。。
「現場の天窓見た?あれもこうしますよ?って確認してから付けたんやで。で、いざ付けたら丸い窓がいいだの、なんだの言うし。カラオケ置きたいから防音してくれだの、なんだの言うし、始めっから言えよって言いたくなるで」
「予算もあるのに無茶いいよる、だから壁も2重張りにして対応してるのに・・・防音なんて最初からじゃないと出来るかいや」
「2重張りでOKもらってるんやで?予算の都合でシステムキッチンになったけど、それも後から嫌やとか言うし」・・・・

あらら、不満噴出ですね。

どちらが正しくて、どちらが間違っているかなんて、僕にはどうでもよかった。
ただ、埋もれ行く出店計画を僕が関わってしまっているのに、潰すには心が痛んだ。

僕達はUさんに引き続き現場に入って、僕らのプランを施工してほしいと話会いに来たのに・・・
これじゃ無理そうやな・・・溝は埋めれないね。

Uさんに引き続き現場に入る気が無いのを確かめ、しょうがない・・・この話は白紙になるなあ・・・
と諦めムードで帰ろうとした時Uさんが口を開きました。。。

「もし、アナタ達が施工するなら、1つだけいっておくわ・・・・
気をつけた方がいいよ・・・・」

Uさんが込めた忠告でもあり、精一杯の強がりにも聞こえた・・・・

この時、僕はこの言葉がとても重要なことに気付くのは、もう少し後になり。
悪魔の戯曲の、ほんの始まりに過ぎない事だったと知った。。。。

そして、厨房屋が言った一言が・・・・
すべてを舞台の上に引きずり込んだ・・・・・。




「僕達で施工しましょう・・・・・」




~最初にプランありきやで?~


目の前に現れたのは、60歳ぐらいの金髪の女性(笑)
前にM氏から「若作りしてる社長」と聞いていたので、てっきりジーンズにポロシャツでオールバックのゴルフ焼けした小麦色の社長を想像していた(笑)

ある意味裏切られたが、これはこれでウケル~(笑)
確かに若作りやな、しかし女性なので、逆にいいとも思う。

初対面でも特に緊張はしないが、Uさんがいないという事で、少しピリピリムード。
口火を切ったのはM氏。

流暢に今までの経緯を話す口調は前回訪れたときとは違う。
やはり、雇い主の社長の前では気合の入れ方がちがうのか?

話に覆いかぶさるように社長が注釈を入れる。
なるほど、なるほど、そうですか、そうですかと、とりあえず、先方の話を聞いた。

一通り話が落ち着いたところで、パースと平面図を提出。

一応こんな感じで内装プランを考えて見ました。
これをタタキにプランを煮詰めて行こうかなと思います。

施主側「Uさんは平面図すら出してこなかった」とまたまたUさんバッシング。
「いい加減な人ですね~」と厨房屋。

まあ話聞いていくとUさんのいい加減さがハッキリと見えてきました。
施主さんからの要望はほとんど無視していたらしい・・・。

これから、どうするんやろ?まだまだ工事は終わらないのに・・・
信頼関係はズタボロやな。

まあ、僕らはプラン仕上げて、後はUさんが工事して、無事OPENすればいいわけで・・・

M氏が「こうやって、タタキのプランまで、持ってきてくれてありがとう。いい業者さんやな、工事もできるんやろ?」
工事も当然出来ますよ。

M氏「じゃあ、工事もしてくれへんか?」
と打診してきました。

いやいやいや、工事するのは簡単やけど、Uさんが元請やし、それを差し置いて受けることは出来ません、ましてや、建物の構造や現場を把握しているのはUさんやし。。。
電気工事もある程度仕込んでいるみたいやし、ここで僕らが入るのはややこし過ぎます。
それに・・・はっきり言いますが、残りの金額では到底工事に入れません。
僕らはUさんとも打ち合わせ出来てない状態やし、どんなプランでこの工事に望んでるかもわからないですし、Uさんとも今日打ち合わせ出来ると思いきたんですが・・・ドタキャンされてるので・・・
けど、出来る限りは協力さして頂きます。元請はUさんですので、なんともいえませんが・・・。

と僕が話して、施主さん達は納得していましたが、Uさんへの不信感が取れません。

僕らは今回プランニングだけですので、出来ればお店つくりの要望をお聞かせいただきますか?
工事が進む進まないは図面が無いからなので、とりあえず図面を製作したいです。

そんなこんなで要望を聞きながら、愚痴聞きながらで初対面は終了。

要望を元に図面製作開始します。出来上がったらまた連絡しますと、挨拶をして帰路につきました。



しっかし、Uさん、カフェやのに住宅用のシステムキッチン4台で厨房です~は、ありえへんプランやで(笑)
てか、ある意味、天才的やわ(笑)
ドコに厨房屋の仕事があったんやろ?(笑)
笑わすチームやわ~。それでもプロか?


~対面~

「どんな感じですか?」の問いに、イライラしながら答えた。
どうって?そんな直ぐにはできひんわ!

あのさ~まず平面図をCADでデータ化せんとあかんねんで、
それから、落とし込みしていくんやで?
てかアナタは厨房計画できてるの?

「厨房の方は出来てます」
くそっ、なんでこんな時だけ早いねん。

じゃあ、FAXしてよ。
「事務所に帰ったらFAXします」

なんとか頭をひねりつつ平面図を完成さして、厨房屋にFAX。
平面図作成のまえに一応厨房屋と打ち合わせしておいたので結構スムーズに平面図は完成。

施主さんは早くプランが欲しいとの事なので、
タタキ台のプランは1つ。

とりあえず、平面図1枚とパース2点あればいいだろうという事で、
パースを書き上げて厨房屋に連絡。

施主の希望すら聞いてない状態やし、タタキでこのプランを持っていこうな。
「ありがとうございます、コレで何とか顔立ちます、M氏もUさん紹介した手前、社長さんに顔たつんちゃいますか」

ほんまやで、俺だけ損してるやん。この借りはきっちり返してもらうで~。
「わかってますよ~」

プランだけでも2日は手を取られてるんやからな。
「じゃあ、M氏の連絡入れますね」

・・・・・・

「今度一緒に来てくれませんか?」
またか。

「M氏が社長さんに会ってほしいというんですよ~。もうUさんはいい加減やから、直接話しに来て欲しいそうなんですよ~」
別に行くんはかまへんけど、Uさんも参加さしてや。
元請がおらな話ならんで。

「一応Uさんには来て貰うことになってます」
ほんなら行くわ。

そして厨房屋と待ち合わせをし、いざ施主さんの所へ・・・

てか、なんで俺と厨房屋さんだけなの?
Uさん来るって言ったよね?

「どうもUさん、今日は都合悪いそうです」
なんでやねん!2回目やでこれで!ちょっといい加減すぎひんか?

「ほんまに痛い人ですね~、とりあえず施主さんの所に行ってみましょう」
はあ~、類は友を呼ぶ。
この言葉がこれほど似合う人達はおらんな、など思いながら、
メタボってる厨房屋の後をついていきました。

しかし、なんでこんないい加減なチームと一緒に仕事をする羽目になったんやろ?
でも、なんか憎めないねんな~もう半分親心のような感覚かな。

てか、後頭部をバッシィ~ンて叩きたいわ~。
叩こうかな、て考えてると施主の事務所に到着。

M氏に迎えられ中に・・・・
そして、いよいよ施主の社長さんとご対面・・・・






・・・社長さんて女性ですか・・・・





~ここまでのプチ詳細~

①舞台の物件は大阪S市にある。
②施主はMという男性ではなくMの勤める会社の社長。
③工事請負はUさんという内装屋さん。
④厨房屋さんとUさんは以前からのお付き合い。
⑤この物件の厨房機器は厨房屋さんが用意する事になっていた。
⑥一応設計士がいるみたいで、確認申請等は設計士が担当しているみたい。
⑦その設計士にはUさんが依頼。
⑧現状は外装までは大体できている。
⑨内装図面は無い。
⑩図面もないので当然仕様書も無い。
⑪ガスもきてない。
⑫仮設ではあるが電気はきている
⑬水道はきてるが、下水配管は建物の外に枡がひとつある。
⑭現在の造りに施主は不満。
⑮Uさんを施主に紹介したのはM氏。
⑯建物の図面はM氏が書いた図面が2枚。
⑰現在工事がSTOPしている状態。
⑱Uさんとの請負契約は済んでいて中間金まで支払い済み。
⑲業種はCAFEがしたいそうです。
⑳M氏はなんとなくでいいから内装のプランが欲しいそうだ。


とまあ、この時点でわかっていることを整理して書いてみました。
この項目を踏まえて次からの記事はよりわかり易くなるかなと。

実は読者から専門用語はなんとなくしかわからないと指摘された(笑)
注釈ぐらいは欲しいらしい。。。

さて、今日はこの辺で次回をお楽しみに~(って注釈は無視ですか?)
~門戸は開いた~

「あれ?居ないみたいですね・・・」
そう言ったのは厨房屋だった。

厨房屋はUさんの事務所の前で中の様子を伺いながら、携帯を耳にあてている。
どうも連絡が取れないらしい。

今日やろ?その物件の施主側と会うの。
なんで、Uさんと連絡取れへんの?ホンマにこまっとん?

「ちょっと待ってください・・・はい・・・はい・・・わかりました」
どうやら、やっと連絡が付いたらしい・・・。

「じゃあ、いきましょか?この近くだそうです」
「Uさんは、来ないそうです」

はあ~~?なんでやねん?ありえへんやろ?
てか、その施主さんと厨房屋さんは会ったことあるの?

「いえ、全然ないです」
え?じゃあ僕らは何しに行くの?

「話あいにいきます」
だから何のよ?

「わかりません」
アホか?

「Uさんが、とりあえず会ってくれとしか言わないんです・・・先方には店舗改装の業者が行くといってるらしいので・・・とりあえず会ってみます」
意味わからんわ。。。。

そうこうしているうちに、とあるマンションの管理室の前にやってきた。
どうやらココらしい。。。

「失礼します」
厨房屋が入っていく、その積極性はどこからくるの?いつもはモジモジ君やのに。

僕も後に続いて入る。

中にいたのは、メガネをかけている50代後半の男の方でした。
勧められるがまま着席。

とりあえず自己紹介をすませ、話を聞くことに。。。
メガネのおじさんはMと名乗ってました。

M「いや~あのUという人は、いい加減やな」
いきなりUさんバッシングが始まりました、僕にしたらUさんは、まったく面識がないのでわからないが、厨房屋は苦笑するしかなく話を聞いてました。

M「これが、物件の図面です」
手書きの図面2枚ほど、だしてきました。

M「これワシが書いたんやで、Uには図面提出しろと言ったけど、なかなか出しよらん」
あれ、コレって新築で平屋を建てるんですか?

え?確認申請とかいるんじゃないですか?
M「なんかそれは設計がしているとUが言ってたわ」

M「大体やな、お店OPEN予定は4月やで。今は5月やで」
過ぎてますやん。。。

M「中の内装なんも無い、スケルトン状態やで・・・」
M「お店造ってよ」

ありえへん話やな・・・コレは、てを引いたほうが無難かな。
一応これまでのいきさつを全部聞いた。

どうやら物件自体は別の場所らしい。。。
物件の下見すら行く気になれない、ややこしい状況。

とりあえずM氏が書いた図面を元になんか考えてみますと言って、その場を去りました。

「どうしましょ?」
どうって、とりあえず、プランはしてあげるわ。平面図だけでええやろ?
それでアナタの顔はUさんにもM氏にもたつでしょ?

「ありがとうございます」
あまり深入りしないほうがいいですよ・・・・




この物件の細かい情報は次回にまとめようと思います。



~一人では不安~


「あの~・・・」
いつもの声が聞こえた。

「一度ね、話だけでも聞こうかなと、思いまして・・・」
何の話?

「この間話たUさんの現場のことです、相当こまっているみたいで・・・助けてあげようかなと・・・」
頑張ってくださいね、デザイナーは紹介しませんよ。

「el-Rさん、一緒に来てくれませんか?」
え?俺?

「俺口下手で、突っ込まれたときにオロオロするんで・・・」
・・・どうしてもなら、行きますけど・・・

「ありがとうございます、早速Uさんに連絡します」
はいはい、それより上新庄の解体工事どうするの?

この時、厨房屋さんから、お店の解体工事を依頼され、
見積もりも提出し、後は大家さんである某電鉄会社とのすり合わせのみになっていました。

駅の商業施設の中にある店舗の解体工事、
某電鉄会社には打ち合わせもさることながら、提出書類も多く、元請である厨房屋はオロオロしていました。

「あの~・・・・」
またかい!

「某電鉄会社との打ち合わせに一緒に来てくれませんか?」
え?俺?別にええけど・・・一人じゃ無理なん?

「あまり自信が無いです・・・el-Rさんが居てくれたら心強いです」
はいはい、じゃあ行きましょか。

で、某電鉄会社に到着、受付を済ませ、会議室へ。
中には10人以上が待機していました。

さすがに、相手が10人は壮観やな~と思いながら厨房屋と着席。
打ち合わせスタート。

相手からの質問には、全て僕が返答。
厨房屋をみると下を向いて、一言も発しない。

まあ、しゃ~ないな、奴にはこの人数は無理やろな。
意見が食い違い、少し語気が荒くなった時も救援なし。

すべて、僕まかせ。少し僕も苛立ちながらも無事打ち合わせ終了。

帰り道。
「いや~el-Rさんの話術はすごいですね。俺もそれぐらい話せたらな~。バシッと決めた時はシ~ンってなりましたね~」
てか、あんたが何も話さないんで、しかたなかろ?イライラするわ。

「でね、さっきUさんから連絡があり、一度先方さんと会って欲しいと連絡がありました。」
ああ、あの揉めてる現場ね?いいですよ~。

「日にちが決ったら一緒に行って下さいね」
はいはい、あんまり行きたくは無いけどね。


Uさんから連絡があり、日にちが決まり、
僕は問題の物件へと接点が出来てしまう事になった。。。。

~クライマックスへ~


一緒に行動すろの多くなり、厨房屋はいろいろな物件を持ち込んできた。
その中に、少し変わった物件が。。。

「あの~el-Rさん、デザイナ~さん知り合いいますよね?紹介して欲しい人がいるんですが・・・」
え?なんで?

「俺の知り合いにUさんという人がいまして・・・その人も内装屋さんなんですが・・・」
ふんふん、で?

「その人が今、工事している物件のデザインを頼みたいそうなんですが・・・」
え?今、工事してるんでしょ?途中から?意味わからんよ。

デザインやプランナーは最初に入るもんでしょ?
途中からやったらデザイナーさんは嫌がるよ。

「俺、その物件の厨房機器を頼まれているんですが、工事がSTOPしていていれれないんです・・・」
知らんがな。STOPって、もめてるの?

「そうみたいです、あの人が俺にここまで頼むのはめずらしいんで・・・・」
もめてるなら、なおさら無理やな。僕もよう頼まんわ。

「そうですよね・・・じゃあ断ります」
その方がいいよ。



この物件が後に笛が鳴り響く舞台になろうとは・・・
当然僕は知らない。。。。




~気がつけば 20話~

もともと20話完結かなと思ってましたが、まだ続く・・・


さて、板宿の物件から、行動を共にすることが多くなった。
その分、厨房屋とも色んな話をし、お互いを知ることができた。

特に厨房屋の過去のことには、あまり興味がないけど、
しつこいぐらい、過去の話をしてくる。

厨房屋をする前に、お弁当屋さんをしていた事、ねりもの屋をしていた事。。。など。
僕にとっては、ふ~ん、で?てかなんで今は厨房屋なん?

まあ、彼の行動を見てきて、結果は判ってるけどね。

過去には興味がない。けど今の厨房屋には興味がある。
それはやはり、お店というキーワードが僕と厨房屋にはあるからです。

厨房屋の考えは、繁盛店をたくさん手がけたい!だそうで、
厨房屋という職種を生かし、これからにどう、お店を作って行くかを模索しているとの事。

それはそれでいい考えだと思う。
というのも、厨房屋は新品はもちろん中古厨房機器も扱っています。

当然、下取りもやってます。
下取り、買取は、新しい厨房機器を導入すれば当然発生する。

しかし、悲しい事にお店をたたむ時にも発生します。
そのときに、お店の失敗談などが聞こえてくるそうで、なにが悪いのかというのを知ることができる。

と豪語してました。。。いろんな事例をお客さんにアドバイス」してあげれる。
と豪語してました。。。

どうも彼はコンサルタントの先生になりたいみたい。。。
そのことで、とやかく言うつもりは僕はありませんが、一言いうならば、

あまり自分の過去のことは言わないほうがいいんじゃない?
墓穴ほるよ。

彼は失敗例として自分のことは言わない。
できれば、失敗例でなら言ってもいいよ。

自分のことは棚に上げて・・・が、彼のモットーかな。


なんせ、彼は自分が大好きみたい。。。。



~ケツふき~

さあ、el-Rとしての物件に早変わりして、約束通り施主の妹さんと打ち合わせしました。

妹さん曰く、全然打ち合わせ通りになっていないとのこと。
厨房屋は、中国に旅立った大工Mのせいにして、自分は被害者のようにふるまってる。

まあ、あながち間違ってはいないが、元請のテッペンやから責任はとってもらうのが世のルール。
赤字は覚悟というか、施主に迷惑かけているので当然。

ウチは職人さんや業者さんに入ってもらい、施主の妹さんと再打ち合わせ通りにお店を作り上げました。
施主さんや妹さんはすごく喜んでくれました。


厨房屋から「ほんとうに、ありがとうございます。いいお店ができました。」
誰が作ったとおもっとんねん。

「はじめからel-Rさんに頼めばよかったです。大工Mのせいで大赤字です」
あのね、大工Mのせいだけじゃないでしょ?あなたがもっと仕事を覚えて指示しなきゃあかんのとちゃう?

「厨房のことならわかるのですが、内装の事はわからないんです。」
わからないで済む話じゃないでしょ?あんたお店作りに厨房屋として何年仕事してんの?十年以上してるんやろ?その間、何見てきたん?ただ厨房機器運んでたんやったらその十年は半分無駄やったね。

「もっと僕も勉強しないとだめですね」
あたりまえです。元請で仕事するようになって2年くらいたつでしょ?2年前と全然変わり無いですよ。

「もっと勉強しますから、これからもよろしくお願いします」
もうケツ拭きは嫌ですよ。せっかくアンタを盛り上げてやろうとしてたのに、赤字出したら僕や電気屋やクロス屋は何してるかわからんやん?頼むで。

「わかりました、これからはel-Rさんに頼みます」



この時から厨房屋とさらに仕事を一緒にする機会が増えました。
そう、それが悪魔が来たりて笛を吹く事になろうとは全然気が付きませんでした。
まだこのときはパートーナーとして同じ未来を見ていた。。。




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